「パパママバイバイ」&川村カオリさんの死~家族の哀しい別れ★

T&F(ふうちゃんママ)☆

2009年07月30日 09:02

 この前の日曜は平戸へ海水浴旅行の日だったけど、りゅうが以前に学校でチラシを貰った平和学習のアニメ映画をどうしても観たいと言うので、行きがけに西市民センターへ寄って観ました♪
 映画のタイトルは「パパママバイバイ」・・・この作品は、1977年神奈川県横浜市で実際に起きた米軍機墜落事故をお話にした早乙女勝元さんの原作を長編アニメーション映画化したものです☆

 おてんばで気の強い小学校3年生の女の子かおりと姉弟のようにいつも一緒に遊んでたお隣のやんちゃな兄弟ユー君&ヤス君☆そんな平和な家族の日常にある日突然起こった哀しい悲劇★
 ファントム機が墜落した様子をかおりは運動会の学校で見ていましたが、実際もかおりと同じ小学生の時にこの事故の恐怖の様子を目撃された方がおられたことを後で調べて知りました(><)
http://www.cityfujisawa.ne.jp/~t.a.arai/takashi/atugikiti/papamamabyebye.htm~「わたしたちはわすれない米軍機墜落事件」より~
 この事故の犠牲で全身にひどい火傷をおって病院に運ばれた幼い兄弟と母親・・・幼い子供達に「お水をちょうだい、ジュースをちょうだい」とせがまれても容態悪化のために飲ませられず、ユー君は「パパママバイバイ」、ヤス君は大好きな「鳩ポッポ」を唄いながら息を引き取ったのです★
 どうにか命をとりとめた母親は60回以上も皮膚移植手術を繰り返し、映画では子供達の死を知らないまま母親も亡くなるという設定でしたが、実際は事故から1年後に子供達の死を知り、国の不誠実な対応を訴え続けたけど精神病患者扱いされてしまい、事故から4年後に亡くなられました(><)
 実際は3歳と1歳の兄弟でまだ幼いながらも自分の死を悟って両親に永遠の別れを告げなきゃいけないなんて・・・それを告げられ見送った父親や家族の心情は・・・子供を失い肉体と精神の壮絶な苦しみの中で無念のまま亡くなった母親・・・平和な家族を襲った悲劇にただただ涙が溢れます(><)
 この映画を主催した福岡市母と女性教職員の会では「平和な未来に基地は必要でしょうか?この空に戦闘機が飛ぶ限り、このような事故は繰り返されるのではないでしょうか?真の平和とは、命の大切さとは・・・」と訴えています☆

 そして一昨日乳癌で亡くなられた歌手の川村カオリさん・・・病気で覚悟されてたとはいえ、まだ幼い娘さんに別れを告げなくてはならなかった想像を絶する心情を考えると胸が痛みます(><)
 
 米軍機墜落事故の犠牲者の方々、川村カオリさんのご冥福を心よりお祈り申しあげます・・・★